コミュニティとは何か? The インターゼミ in History(12)

■金美徳(キムミドク)先生の関心
今日は、金先生の研究紹介から始まった。
このインターゼミでうれしいのは、自分とは異なる研究分野の先生の話が聞けること。
ディアスポラとしての金先生の関心は①韓国企業のグローバル戦略の分析、②北朝鮮経済の研究、③北東アジア経済研究にあるという。
私にとって新鮮だったのは、北朝鮮経済体制を理解するために、「北朝鮮悲観論」でも「楽観論」でもなく、中国・ロシア・日本・欧州などの経済関係の視点を加えることが重要という指摘。目からウロコが落ちた。
その後、寺島学長よりコメント。
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■今日の多摩学
さてグループに分かれて討議。今日は多摩ニュータウンをテーマにしたいという北辻君から発表。
それを後ろで聞いていた諸橋先生から、鋭い質問。
「コミュニティって、どういう意味?」
この後、私、松本先生、学生の間で、コミュニティをめぐり、ひとしきり議論になった。
なぜなら、他のメンバーが調べている新選組、八王子千人同心、多摩川の水防、民話、絹の道、どれも「コミュニティ」がキーワードになりそうなのだから。
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コミュニティとは生活共同体のことだ。と諸橋先生。
ただ、コミュニティという言葉で「形態」を指したり「機能」を指したり、ネットワークの「構造」を表したりするものだから、社会学者の間でもなかなか議論がかみ合わないのが現実なのだ。

な~んだ、サックリした答えが無いのか、と言う人もいるかもしれない。
その通り。世の中、そんなに簡単にはいかないわな。
むしろ、何十通りの定義があるにもかかわらず、現実を説明するのに有益だと、いまだに多くの研究者の関心をつなぎとめているテーマが「コミュニティ」なのだ。こんなにおもしろいことはない!

簡単に答えが出ないテーマに時間をかけて真剣に取り組む、という経験があってもいいと思うのだけど、どうだろうか。

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